2024年05月20日

🐈FIPについて④🐈

富士見台どうぶつ病院のFIP治療|オンライン診断と来院での治療の流れ

富士見台どうぶつ病院では、猫伝染性腹膜炎(FIP)の治療に力を入れています。当院では、最新の治療薬であるFELISVILを用いた治療を行っており、これまでに100頭を超える症例で成果を上げています。ここでは、当院のオンライン診断と来院での治療の流れについてご説明します。

オンライン診断によるFIP治療の流れ

1. オンライン相談

オンライン相談では、飼い主様から猫ちゃんの症状や検査結果をお聞きし、FIPの可能性について評価します。必要に応じて追加の検査をご提案する場合もあります。

2. 治療方針決定・投薬開始

オンライン診断でFIPの可能性が高いと判断された場合、飼い主様と相談の上、FELISVIL治療を開始することがあります。猫ちゃんの体調によっては、FIPと確定診断がつかない場合でも、早期治療が望ましいと判断した際には投薬を開始する場合があります。FELISVILは自宅でも投薬可能な錠剤タイプのお薬で、体重に応じた用量を1日1回、70日間投与します。症状に応じて対症療法も併用します。

3. 治療の経過管理

FELISVIL治療開始後は、定期的なオンライン診察で経過をモニタリングします。飼い主様には毎日の体調変化や食欲、投薬状況を記録していただき、その情報を元に投薬量の調整や併用療法の変更を検討します。

4. 治療後の経過管理

70日間のFELISVIL投与終了後も、定期的なオンライン診察とフォローアップを行います。再発の有無や後遺症の確認を行い、必要に応じて追加治療を検討します。

来院でのFIP治療の流れ

1. 検査・診断

FIPの症状は多岐にわたり、他の病気との鑑別が難しいことがあります。当院では、血液検査、腹水・胸水検査、PCR検査、エコー検査などを組み合わせて総合的に診断を行います。

2. 治療方針決定・投薬開始

FIPと診断された場合、飼い主さまと相談の上、FELISVIL治療を開始します。ただし、猫ちゃんの体調によっては、検査結果が確定する前に投薬を開始する場合もあります。これは、FIPが疑われる場合、早期治療が予後を大きく左右するためです。FELISVILは自宅でも投薬可能な錠剤タイプのお薬で、体重に応じた用量を1日1回、70日間投与します。症状に応じて対症療法も併用します。

3. 治療の経過管理

FELISVIL治療開始後は、2週間ごとの通院で経過をモニタリングします。血液検査で副作用や治療効果を確認し、必要に応じて投薬量の調整や併用療法の変更を検討します。飼い主さまには毎日の体調変化や食欲、投薬状況を記録していただきます。

4. 治療後の経過管理

70日間のFELISVIL投与終了後も、定期的な通院とフォローアップを行います。再発の有無や後遺症の確認を行い、必要に応じて追加治療を検討します。定期健診で長期的な健康管理を継続します。

オンライン診断と来院での治療の比較

項目

オンライン診断

来院での治療

診断の方法

症状や検査結果に基づく評価

各種検査を組み合わせた総合的な診断

治療薬

FELISVIL(自宅での投薬が可能)

FELISVIL(自宅での投薬が可能)

経過管理

オンライン診察で定期的にモニタリング

通院での定期的なモニタリングと検査

フォローアップ

オンライン診察で再発や後遺症を確認

通院での定期健診と追加治療の検討

オンライン診断は、遠方にお住まいの方や通院が難しい場合に便利です。ただし、来院での治療では各種検査を組み合わせた総合的な診断が可能であり、より詳細な経過管理を行うことができます。

オンライン相談の特徴

当院のオンライン相談は、FIP治療をご検討中の飼い主様を対象に行っています。以下のようなお悩みを抱えている方に向けたサービスです。

  • 治療にあたってFIPであるかどうかセカンドオピニオンが欲しい
  • 実際の治療の流れについて知りたい
  • 治療にあたって総額がどのぐらいになるか知りたい
  • 治療の効果の見込みについて教えてほしい

※相談の範疇を超える医療行為を行うものではありません。

現在のかかりつけ医様の紹介状や検査結果など、可能な範囲でご用意ください。

①事前のオンライン問診フォーム

LINEでお送りする事前のオンライン問診フォームにお答えいただくことで、オンライン相談の効率化を図っております。

②LINEビデオ通話での相談

フォームにご回答いただいたのち、ビデオ通話にてオンライン相談を行います。

富士見台どうぶつ病院のFIP治療の特徴

自宅投薬が可能

当院がFIPオンライン診療にて処方するFELISVILは、自宅でも投薬可能な錠剤タイプのお薬です。治療中の猫ちゃんの体重の変化にも対応しやすく、自宅での寛解を目指すことができます。

70日間で寛解を目指せる

FELISVILは70日間で寛解に至れるお薬です。毎日同じ時間に投薬をしなければならないFIP治療の日数が短縮できるため、飼い主様のご負担を減らすことができます。

24時間チャットサポート

治療中で不安なことがあった際は、チャットによるサポートで24時間問い合わせすることができます。24時間問い合わせを受付ております。

(対応時間は、当院診療時間中になります9時〜12時、16時〜19時、木曜休診)

診療ではないサポートのみでしたら、追加料金はかかりません。

富士見台どうぶつ病院は、オンライン診断から自宅での投薬まで、飼い主様と密に連携しながらFIP治療に取り組んでいます。これまでに100頭を超える症例で成果を上げており、手遅れなケースを除く全例が寛解し、元気に暮らしています。

FIPは早期発見・早期治療が重要です。猫の体調変化に気づいたら、速やかにご相談ください。当院は、一頭でも多くの猫の命を救うため、最善を尽くしてまいります。

診療のご予約